少し前に、小耳にはさんだお話です。
「ある人たちが、ビジネス系の講座に参加したけど、少しも成果が出なかったので、講座の主催者や講師を訴えようと準備しているらしい……」と。
仮に100人の人が、同じ講座に参加して、同じ講師から学んだとしても、結果は100人平等にはなりません。絶対に。
なぜなら、100人それぞれ事情も違うし行動量も違う、能力も違う。スタートラインもバラバラ。
そもそも、物事の結果に関して、「平等」なんてありえないのですよ、この世界では。
運動会で「よーいドン!」で一斉に走り始めたって、1等賞の子がいればビリの子もいる。途中で転んでケガして失格する子もいる。
それでも、全員がスタートラインに立って競技に参加できるから、参加機会だけは平等なのです。
ビジネスだって、この運動会のかけっこと同じ。
そして、成果の出る人と出ない人で、最も違うのがマインド(意識)。
成果が出せる成功者は、決まってこう言います。
「〇〇先生のご指導のおかげで、良い結果が出せました」と。
でもね、これは半分本当だけど、半分は嘘なのよ。
いくらスゴイ先生から指導してもらったところで、実際に行動して努力したのは当の本人でしょ? 良い結果を出した理由の第一は、本人の努力。
でも、成功者はこれを言わない。
それに対して、成果の出せない困ったちゃん達は、何と言いますか?
「〇〇先生が✖✖してくれなかったからダメだった」
「△△さんが協力してくれないから出来なかった」
もうお分かりですね?
成果の出せない人は、本人は努力しないし行動しない、文句を言うのだけ一人前。
自分の怠慢と能力不足・経験不足を棚に上げて、ダメな理由を他人になすりつける。
そういう無責任で大人げないマインドだから、成果が出せないのにねぇ…。
たくさんの人がいれば、いつ成果が出るか? タイミングはまちまち。
どの程度の成果が出せるか? それも個人差があって当然。
他人と比べるよりも、以前の自分と比べて「どれだけ学んで成長したか?」を考えて、そこを認め、自分の成長を喜べばよろしいのではないでしょうか?
最後にひとこと。
手間と時間をかけて誰かを責めるより、ご自分の心を磨き、すべきことを丹念に積み重ねていくほうがよろしくってよ。
成果を出すのは、運も体力も含めて、その人自身の問題なのです。
では、ごきげんよろしゅう。
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