今朝は都内某所にてミーティング。
朝は苦手な上に、筋金入りの方向音痴ですから、初めて訪問する場所にたどり着くまでは、いつもドキドキひやひやです。
名刺交換して「初めまして」のご挨拶。
この瞬間も、ドキドキ。
「良きご縁か否か?」
それは、初めのわずか数秒で決まるような気がするからです。
しかし、そんな不安は、一瞬で吹っ飛びました。
開口一番、あちらから言われたことに、私はもう感激しまくりでした。
「大ファンなんです!お目にかかりたかったです!」と。
それは、私がペンネーム「キャサリン門田」で寄稿している記事が発端。
日経ウーマンオンライン誌上で、今年9月5日から隔週(火)に連載している「いい人脱出計画」というコラム。
「いい人」に未来はない 脱・いい人のススメ:日経ウーマンオンライン【もう人生で損しない! いい人脱出計画】
まもなく第4回が公開されますが、今のところ10回連載の予定です。
このコラムをお読みいただいたご感想は…。
「まさに私がいつも感じている問題なんです!それをこんなにズバリと表現してくださって…」と。
縁もゆかりもない赤の他人に、こんなに喜んでいただけるなんて。
それを知れた私は、幸せ者です。
他者の喜びをわが喜びとできる仕事を与えられてもらい、そのありがたさをしみじみと感じております。
実は、このコラムで話題にしている「いい人」とは、「がんばっているんだけど報われない、ちょっとイタイ人」であり、それは会社員時代の私自身のことなのです。
つまり、私が働く女性たちのために個人セッションしてお悩み相談に乗っているのも、働く女性たちのためにコラム原稿を書いているのも、すべて過去の自分を癒すため。
過去の私は、ほんとにショーもない、トホホな会社員でしてね。
自分はそれなりに頑張っているつもりなのに、ピントがずれている。
ガンバリ処がずれている、イタイ人でございました。
いま、過去の自分を振り返ってこう言えるのは、どうにかそこから抜け出てこられたからに他ならないわけであり。
それには、周囲にいる人々に、それはそれはお世話になりまくりでした。
だから、私が個人セッションをするのも、働く女性たちのためにメッセージを発信するのも、すべて過去への御礼です。
こうして、過去の自分を癒し、周囲のお世話になってきた方々に間接的に御礼をしていることで、なんだかそれが未来に向かう道を照らしているように思えてきたのが、ここ最近。
本日のミーティング内容は、まさに私にとっての新しい道。
暗黒の森の中で、私が次に進むべき道に、さっと一筋の光が差した。
まさに、そういう一時間でございました。
とても不思議な感じがします。
ですが、妙に力が抜けて自然体のまま、未来に向かえる気がしてきております。
りきんで頑張って何かを始めるより、自分に向かって差し伸べられた手をとる。
その方が、物事はすんなりと自然にうまく進むのかもしれません。
どうやら、新しい展開となりそうです。
静かにワクワクしております。