天命を生きる by キャサリン門田

魂の聲を聴き、天命を具現化する生き方・働き方をデザインする。ビジネス・プロデューサー「キャサリン門田」のブログ。

「至急電話を」「すぐに打ち合わせを」という人は何が何でも避けるべき

オフィスにいるスタッフからiPhoneに伝言メールが届いた。
「〇〇様から至急おりかえし電話をほしいと…」。

至急と言われても困りますねぇ。こちらにはこちらの事情がある。
私がコンサルティングやカウンセリング、研修などの仕事をしている時間は、クライアントのための時間である。それを中断して電話なんてしていられない。

その「至急、電話を」と言ってきた人は、私の職業を百も承知のはずだ。
なのに、「至急」と平然と言ってのける感覚はどういうことなのだろう?
想像力が欠如しているカワイソウナ人なのか?
自分が「至急」といえば、関係者全員が至急の対応をするほど、自分を偉いとカンチガイしている人なのか?

急いで電話をかけると、「ただいま〇〇は席を外しておりまして…」。
へんっ、なんてこったい。他人に「至急」と指示したのなら、直後に電話がかかってくると想定して待機しているはずじゃないのか?
取り次いでくれた人には、「お手数ですが、カドタから電話があった旨をお伝えください」と伝言を頼んでおく。

そして数分後に、またオフィスから伝言メールが届く。「〇〇様から至急お電話を、とのことです」。
再度電話をして、相手の用件を聞いてみて、心底「残念な人だ」と感じた。

その要件とは、メール1行ですむ内容だ。
まず私なら間違いなく、メールで「~~を~~してください」と1行書いて送る。電話なんかしない。メール1本送信するのに、30秒あれば充分だ。

にもかかわらず、電話口の彼は「明日にでも至急打ち合わせをしたい」と言ってくる。
急に明日と言われて、ホイホイと出かけていけるほどこちらは暇ではない。
彼の周辺には、いきなり「明日に打ち合わせを」と言って集まれるほどおヒマな人ばかりなのだろうか?

初めにオフィスに電話した時点で、当社スタッフに伝言を残せばそれで事足りたはず。あるいは、私宛に直接メールをくれれば、それで十分に伝わる内容だ。
それを何度も電話をかけてきて、「至急お電話を」「明日に打ち合わせを」というほどの緊急ごとではない。
ましてや、わざわざ訪問し面談して打ち合わせが必要な複雑な話ではない。

そもそもだ。対面で人が会うにはコストがかかる。

面談時間の他に、移動時間はかかるし、交通費もかかる。
私の時間給はそれなりにお高い。Time is Money.なのである。
ミーティングはタダではないのだ。
一体全体そのミーティングで、何百万円の価値が生まれるのか?

にもかかわらず、相手の立場・事情、時間コストをまるで考えることなく「至急お電話を」「すぐに打ち合わせを」と言ってくる人は、時間感覚もコスト感覚もない人物に間違いない。まずもって、仕事のデキル人ではないだろう。

こういう人は、私の記憶の中で「避けるべき人物」のリストに入る。
名前を聞いた瞬間に、何を言われてもお断りだ。

というわけで、「至急お電話を」「すぐに打ち合わせを」という人は、何が何でも避ける。私のルールである。

ちなみに、私の【仕事に関するルール】は極めて少ない。
余計なルールに縛られ生産性を落としている人を、クライアント企業の中で日々見ておりますので。
これについては、いずれまた書いてみたい。

では、ごきげんよう~ !(^^)!

 

 

 

 

 

 

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